amazon unlimitedでは無いですが、「マンガでわかる統計学」(新星出版)を拝読しました。
統計学を取り扱う様々な書籍がありますが、以前大幅に割引になっており(当時100円)、kindle版があることから、この書籍を購入しました。
結論から言うと、統計学の導入にはわかりやすい印象あり!です。
学生時代も統計学を履修しなかった私は、本当に全く統計学を分かりません。しかし、EBPを実践する為には統計学の知識は必要と感じております。エビデンスの中身を読み解けないと、眼前の対象者の方に適応できるか判断できないからです。
単に有意差がある!ない!の話ではなく、研究デザインはどうなのか?サンプルの選択方法はは適しているのか?バイアスが含まれていないか?過剰解釈になってないか?そもそもデータは本当に有効なのか?等...
EBPをほぼ理解していない私でも、理解しなくてはいけない項目は多くあるのではないかと強く感じています。
統計学はエビデンスを構成する一要因と思いますが、統計学初心者の私でも、大変読みやすい書籍でありました!
この書籍はマンガとなっており、イラストや図で説明されていることが多く、理解を助ける構成となっています。
内容としては、基礎的な統計学とは?から、仮説検定まで取り扱われています。個人的には入門書の立ち位置と認識していますので、本質的に学びたい方や実践で使いたい方は、別の書籍を参考にする必要はあります。また、好き嫌いがでる画調だと思うので、表紙をみて判断することも必要だと思います。
統計学に難しい印象があり、中々一歩が踏み出せない、億劫になってしまう方には、オススメできる一冊だと思います。