田舎OTのひとりごと

田舎出身/在住の作業療法士(OT)が呟くひとりごとが中心です. 基本的にはOTのことですが、漫画や音楽、本のことなんかも書くかもです.

AMPS講習会について【感想】

作業療法評価の一つにAMPS(The Assessment of motor and Process Skills)があります

 

AMPSとは、ADL(PADL・IADL)の遂行の質(遂行技能)を評価できるものであり、作業に対して、どの程度有能にできているかを数値化するツールです

 

遂行技能は、一見数値化しにくい、客観的に評価しにくい部分をカバーしています

例えば、初期評価時に握力5.6kgの人に対して、筋力強化を実施し、15.9kgまで向上したとします

この場合、数値化したもので評価が取れており、他者とのイメージ共有は図りやすいです

 

しかし、作業療法の領域であるADL(PADL・IADL)では、数値化がしにくい領域です

例えば、着替え一つとっても、人によって様々な方法があると思います

服の種類は好みや季節によっても変わりますし、服の脱ぎ方や着方も多種多様です

 

また、料理で考えてみても、めちゃくちゃマッチョな人vs厨房のおばあちゃんでは、おそらく後者の方が上手く料理できると想像できます

 

 

 

このように、ADL(PADL・IADL)は様々な要因(課題要請・環境要請・個人因子と心身機能)が絡んでおり、数値化しにくく、客観的な評価となりにくいことから、他者(本人・家族・PT・ST等々)と共有しにくい側面があります

 

この問題を見事に対応できているのがAMPSなんです!


※AMPSの詳細は、シオッツHP、又は書籍などを確認してください
 私が書くよりも、確実に正確な内容が分かります

 

 

しかし、このツールは誰にでも使えるものではなく、5日間の講習会に参加する必要があります

 

また、講習会終了後に、10名の評価データをとり、適切な評価が取れているかチェック受ける必要があります

 

AMPSを臨床で使うには講習会に参加することは必須なのですが、自分は職場にAMPS受講者がいなく、事前準備をどこまですればよいか、分からないことだらけでした

 

受講料もなかなかのお値段であり、ひたすらに不安が大きかったです

 

 

そこで、本記事では、私のような境遇の方々に役立てればと思い

 

1.AMPSに興味があるけど、講習会ではどんなことをするの?

2.講習会に参加するためのポイント

 

の2点を書いていきたいと思います

 

 

 

1.AMPSに興味があるけど、講習会ではどんなことをするの?

講習会の特徴としては、基本的に5日間ずーーーっと概念の理解・評価・FBの繰り返しです!笑

 

ちなみに、自分はかなり心が折れました(笑)

 

評価もしっかりと観察できていないことも多く、「こんなので大丈夫なのか?」と常々思っていました

 

しかし、講師陣がとても親切で丁寧に教えてくださるので心強かったですし、正解/不正解よりも、評価者の「厳格度」が重要なため、自分の視点を磨くと考えなおし、ひたすらに頑張りました

(講師陣でも異なる評価をつけることもあり、勝手にホッとしていました!笑)

 

 

また、実際に職場に戻ってどのように周知していくか、上司や同僚に理解してもらえるのか、まで知識を教えて頂く機会があり、かなり参考になる時間でした

お菓子も食べながら聴講できるため、個人的にはかなりリラックスはできました

 

講習会が終わると、本当にあっという間の5日間に感じます

 

講師陣への質問やお菓子による息抜き等々…使えるものは使う精神で臨むことが大切だと思います!!

 

あ、あと事前準備ですが、自分はシオッツHPから見れるマニュアルだけ読んでました

 

講習後に振り返っても、事前準備による誤解釈は怖いため、マニュアルをみる位でも十分足りるのかなぁと感じます

(書籍などは、講習会参加後に読むと、かなり理解が深まる印象です)

 

 

2.講習会に参加するためのポイント

個人的には、一番メンタル面・モチベーションを保つことが重要でした

 

評価・FBの流れでは、本当に講師陣とぴったり一緒、ということは全くなく、認定評価者って、こんなんでもなれるのか?と不安だらけでした

 

また、職場から一人での参加であったため、そんなに相談もできずに日々悩んでいました

(2日目に懇親会があります。自分は人見知りの為、相談できるまでは仲良くなれませんでしたが、この場で友好関係を築くことも重要だと思いました)

 

 

上述した講師陣などの有効活用以外にも、重要なポイントが個人的にはありました

 

それは、このAMPSを習得することで、個人的にどのようなメリットを得ることができるか、どのように患者さんに還元できるかを考えていくことで、モチベーションを保つことができました

 

そもそもなんでAMPSを習得したいんだろう、AMPSを患者さんに使うことでどんなメリットがあるんだろう…

 

講習会後のホテルでひたすら考えていました(笑)

 

それぞれAMPSに興味を持った理由・講習会に参加した理由はあると思いますので、一度原点に戻り、自分自身の動機づけを振り返ることは大切だと感じます

 

 

以上、職場にAMPS受講者がいない…不安でなかなか参加に踏み込めなかった私の超個人的感想を述べました

 

こんな私でも、先日認定評価者になることができましたので、上記感想でも使える部分があれば参考にして頂ければ思います