田舎OTのひとりごと

田舎出身/在住の作業療法士(OT)が呟くひとりごとが中心です. 基本的にはOTのことですが、漫画や音楽、本のことなんかも書くかもです.

【おすすめ】人間作業モデル(MOHO)の勉強方法 ~初学者用~

 

作業療法には、様々な理論が存在します

 

私はその中でも人間作業モデルを勉強していますが、職場内では勉強している人がおらず、ほぼ独学の状態…

 

和訳文の独特な表現もあり、かなり苦戦していました

 

同僚に聞いてみても、「難しい…」との意見が多く聞かれており、本格的に勉強する前に、苦手意識をもっている方がほとんどでした

 

かなり苦戦しましたが、こんな状況を打破できた勉強方法がありました

 

今回は自分自身の振り返りを兼ねて勉強方法を簡単に書いていきます

 

 

 

そもそも人間作業モデル(以下MOHO)とは、以下のようなモデルです 

 

 

人間作業モデル

(Model of Human Occupation)

 

人間の作業を理解・コントロールするために

  1. 意志
  2. 習慣化
  3. 遂行能力
  4. 環境
  5. 作業参加
  6. 作業遂行
  7. 作業技能
  8. 作業同一性
  9. 作業有能性
  10. 作業適応

といった概念を設定しています

 

ヒエラルキーではなくヘテラルキーの関係性であり、各概念の理解だけでなく、それぞれの影響も捉えていく必要があります

 

その中でも1~4の概念が重要であり、クライアントの作業を捉えていくには、とても使える理論だと思います

 

※誤った解釈を招きたくない為、詳しくは理論書をお読みください

 

 

 自分が初めてMOHOを知ったのは学生時代

 

このときは、何がなんだが全く分かりませんでした…笑

 

臨床にでて、ある患者さんを担当させて頂いてから、しっかりと勉強し始めました

 

 

 

めちゃくちゃ大まかに書きますが、トイレ動作の獲得が目的となっている患者さんがいました

 

セラピストの評価としては「できる」はずと考えていましたが、実生活への導入に対して、患者さんは全拒否であり聞く耳持たず

 

様々な模擬的動作を繰り返しても、状況は全く変わらずでした

(今振り返ると、色々と反省しかありません…)

 

 

この経験を基に、患者さんのしたい/する必要がある/することが期待されている作業に対して、しっかりとした視点を学ぶ必要を感じました

 

 

しかし、冒頭でも書きましたが、和訳文に苦戦、ほぼ独学の状態で、強い苦手意識を持ってしまいました…

 

こんな時にある一冊を拝読しました

 

 

 

 

それが

 

「人間作業モデルで読み解く作業療法

 

です!

 

 

この書籍は、漫画「ブラックジャックによろしく」を用いて、登場人物の作業をMOHOで解釈しています

 

 

私は、この漫画を全く知りませんでしたが、「なるほど!」と思うことが多かったです

 

漫画で解釈していけるならと、好きな漫画で解釈してみたり、自分自身の作業で解釈してみたりしました

 

(作業を解釈するなら、どの人でも良いと後から気づきました…苦手意識のせいで、学習方法も視野が狭くなっていました…)

 

 

自分の好きなものを活用していくことで、自然と苦手意識はなくなりました

 

 

実際に、職場の勉強会でも、理論を前面に押した内容でなく、このような身近なものを使って、解釈していく内容で行いました

(難しい…という意見があっても、調べる・勉強するなど、前向きな発言・感想が聞かれています)

 

 

MOHOに対する先入観や勉強するきっかけを作る、苦手意識を取り除く手段としては、とても参考になる書籍だと思います