学会(1日目)で、もっとも楽しく拝聴したのが、吉備国際大学 の京極真先生の信念対立解明アプローチ
このテーマは自身の経験もあり、去年の春辺りから勉強していました
少しだけ知識や意識した中での経験があったので、とてもイメージしやすく、理解が進んだ感覚があります
(超絶的に説明が分かりやすかった!)
信念対立とは、「世界観の違い」からくるもの
相手がいるときだけでなく、一個人の中でも生じるものであり、原理的には0にはならないもの
たぶん、みなさんも意見の食い違いや価値観の違いなどを体験したことはないでしょうか?
または、自分の中で、意見や考えの葛藤を経験したことはないでしょうか?
(テスト勉強するか、しないで寝るか…等)
この様な状態のことをいうらしいです
(間違えて解釈しているかもしれません。笑)
些細な問題ならスルーできますが、それが仕事レベルで生じると大変になってきます
この様な状態だと、医療職のストレスが高く、自分の持っている臨床力が発揮できないことや、患者さんがケアに対しての満足度も低下するとのこと
また、作業療法を行なっている中で、セラピストと患者さんも信念対立をきたすこともあるとのこと
以前のblogで目標設定について書きましたが、コミュニケーションの危険性などについては記載がなかったので、組み込めるものでもあるのかなと感じます
信念対立が起きるときの反応は
受動的コミュニケーション(ひたすら我慢)
攻撃的コミュニケーション(言葉の通り攻撃的な言動)
作為的コミュニケーション(相手を陥れる)
があるらしい
これらの反応だと、問題が解明できているわけではなく、むしろずっーと横たわっていることになる
解決策としては
「状況」「目的」「方法」の3つを、
①トラブルが起きているとき
②起きそうなとき
③予防的な意味合い
で常日頃から意識すること
京極先生の教えでは
「どうなってんねん」=状況
「何がしたいん?」=目的
「どないすんねん」=方法
の、三本柱で、自分・相手に問いていくと良い!笑
解明できる要因として、状況、目的が原因で対立しているときは解明しやすい
しかし、人間関係の悪さが基盤となっている場合は中々難しい
(アイツが言ってるからダメだ…など、発言内容の内実を、アイツ=悪い関係性に帰属している)
これまで話を聞いてきて、患者さん・他職種以外に、後輩指導の際にもポイントを押さえる必要があると感じました
後輩が増えてき、指導することも多い中で、相手のストレスとならない様に問題共有・解決に向けて話していくことが必要だなと
他の職業のことは分かりませんが、やっぱりリハビリは人と人との繋がりが大切であり、患者さんだけでなく、属するコミュニティ全体とも人として関わる必要があるのかなと感じた次第です
深く理解することや誤った解釈をしないために、再度本を読んでいきます!